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【はじめての映像制作】⑧影の画作りマスター物語~細かい画作りでクオリティアップを~

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2024.11.12
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【はじめての映像制作】⑧影の画作りマスター物語~細かい画作りでクオリティアップを~

映像クオリティ / 画作り / スタイリスト / ヘアメイク / 撮影 / はじめての映像制作 / 映像制作

皆さん、こんちは!
あれっ? もう2024年終わっちゃうじゃん。
どうも。時間の感覚がおかしいことになっている、年中師走女の飯島です🏃‍♀️

さて。本日は、「撮影現場の裏方で重要な役割を果たしているスタッフさん」についてのお話👂

撮影といえば、カメラマン、音声さん、照明さんなど技術的なスタッフを思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、間違いなく重要です。彼らがいなくては、そもそも撮れませんからねっ。

撮影現場では、ディレクターの演出力や技術スタッフの技術力、キャストの演技力や大勢の現場を回す進行役。
良い映像をつくろうと、それぞれの分野で最大限の力を発揮して動いています。

ただ、忘れてはならない存在。

それは、ヘアメイクさんスタイリストさん

実は、彼彼女らがいるのといないのとでは、
現場の進行面でも、出来上がる映像自体にも、大きな差が生まれるのです。


ヘアメイクとスタイリストって、現場で何してるの?
誰かできる人がやれば良いのでは・・・?

なんて、思っているそこのあなた。

数々の現場を見てきた私が申し上げますと、彼彼女たちは、なくてはならない重要な役割を果たしているのです。

今回は、技術面以外の点で、映像のクオリティを上げている
影の画作りマスターたち」のについてご紹介します。

【ヘアメイク】

キャストのお化粧や髪をキメるお仕事。

最近は、男女共にお化粧やヘアアレンジを楽しむ方が多いですが、
私たちが日常生活でしているヘアメイクと、撮影のヘアメイクは全く異なります。

七五三や卒業写真、ブライダル写真など・・・身近な撮影があるので、わかりにくいかと思いますが、
ただ単に、濃いメイクやガチガチヘアーで、カメラ映えしようとしているわけではないのです。

<ヘアメイクさんのすごいポイント>

① コンセプトに合わせたヘアメイク
制作する映像のコンセプト/ストーリー/演出によって、イメージに合うヘアメイクをします。
色の使い方や眉毛の角度1つで、キャストの人相やその映像のカラーが変わるため、繊細さが必要です。
キャストの肌色や肌質、髪質を考慮し、ディレクターの想い描いている世界をしっかり表現していくのです。 

「ナチュラルメイクで!」とお任せしたとき、ニキビや毛穴は消して、自然なテカリを作り出したり。
いわゆるただの薄化粧なのではなく、足し算と引き算を掛け合わせた「ナチュラル風」を作り出しています。

② 環境によって整える調整力
照明の角度や光量が変わったり、外で風が吹き荒れたり。
もちろんキャストも人間。少しの動きで乱れが生じることも。
撮影中、常に変わるものを瞬時に察知し、顔に影を作ったり、テカリを抑えたり。 髪の毛1本までも見逃しません。カメラチェックでは、誰よりも鷹の目を持つプロなのです👀✨

③ ずば抜けたコミュ力
ヘアメイクさんの更にすごいプロフェッショナルなところは、「コミュニケーション能力」。
人のお肌に直接触れ、キャストに一番距離が近いお仕事。
初対面や良くわからない人に触れられるって、ハードルが高い人も多いですよね。
そんな時、プロのコミュ力でキャストをリラックスさせ、現場に良い雰囲気を作り出す、
重要な役割を果たしているのです。

これぞ、縁の下の力持ち。

【スタイリスト】

キャストの衣装を用意し、ピシっと整えるお仕事。

身だしなみって大切ですよね。その点、衣装って、意外とシビアなポイントだと私は思うんです。
サイズが合っていなかったり、服がしわくちゃだったり。
どんなに良い演技をしても、衣装が少しでも乱れていると映像のクオリティも低く感じてしまいます。

実は、
「私、おしゃれとかトレンドに敏感だから任せて!」
と言ってできるお仕事ではないんです。

<スタイリストさんのすごいところ>

① 予算に合わせたスタイリッシュな提案力
もちろん、衣装選びのセンスは重要。ただ、大人の事情でつきものなのが、ご予算のお話。
限られた金額の中で、如何に複数パターンの提案を出すかが勝負になってきます。
「こういう組み合わせもできるのか!」と、いつも新たな発見があります👀✨

② 撮影条件に合わせた衣装選び
カメラ映えをする衣装選びはもちろんですが、現場には様々な条件が付きものです。
おしゃれセンスだけでは乗り越えられない、技術が絡む衣装選びが必要になります。

例えば、クロマキー撮影(合成撮影)をするときは、グリーンバックの使用で、緑色の衣装はNG。
そして、背景は、決して緑とは限らない。という・・・
少しでも背景と同色があると、合成時に体の一部が背景と同化してしまうので、気を付けないといけません。

また、「モアレ」といって、ストライプなどの細かい線が入っている衣装を着ると、
映像に変な線が入ってしまうという現象が起きます。
全てのストライプ模様とは言いませんが、そこを見極められるのが、プロの目なのです👀✨

③ 経験で培われたサイズ感覚
キャスト選定が終わり次第、キャストさんの細かいサイズ表が渡されます。
これが意外と難しいんです。
私も衣装を用意したことがありますが、身長からサイズ感を想像したり、
衣装の細かいサイズまで調べたり・・・人のサイズ感ってなかなか想像つかないものです。
これが複数人いると、本当に混乱状態。

さすがプロなのが、スタイリストさん。 サイズをピッタリ合わせてきます。
ただ、現場で恐ろしい事件が起こることも・・・
単純に、S/M/Lで選んでも、キャストのその時の体のコンディションでピッタリ合わない場合があります。
(※キャストさんが筋トレでマッチョになっていて、衣装がピチピチピッチになっていたなんてことも・・・)

そんなとき、すぐに現場でお直しなんてこともできちゃうんですね。
本当に尊敬でしかない。


いかがでしたでしょうか?

誰でもできそうで、できないお仕事。
美的センスだけではできないお仕事。

制作進行の立場から言うと、
ヘアメイク・スタイリストが、
映像の細かいクオリティを上げていると言っても過言ではありません。

この場で一言。
いつもありがとうございます🙇‍♀️

では、本日はここまで。

この記事を書いた人
Chizuru Iijima
Chizuru Iijima
【プロダクションマネージャー】

高校卒業後、国単位でエンタメ産業に力を注ぐ韓国に渡り、世界最大規模の某女子大にて、放送・映像学を学ぶ。6年半の留学生活を終え、帰国後は外資系航空会社に勤めるが、映像制作に対する夢を諦めきれずココロドルの一員となった。
学生時代に得た専門知識。数多くの国々で観たものや経験から培われた思考・感覚。世界の人々と接することで身についたコミュニケーション力。この3つを軸とし、グローバル且つ多様な観点で制作、そしてココロドルの制作窓口を務める。
趣味は、カメラを持ってひとり旅。

高校卒業後、国単位でエンタメ産業に力を注ぐ韓国に渡り、世界最大規模の某女子大にて、放送・映像学を学ぶ。6年半の留学生活を終え、帰国後は外資系航空会社に勤めるが、映像制作に対する夢を諦めきれずココロドルの一員となった。
学生時代に得た専門知識。数多くの国々で観たものや経験から培われた思考・感覚。世界の人々と接することで身についたコミュニケーション力。この3つを軸とし、グローバル且つ多様な観点で制作、そしてココロドルの制作窓口を務める。
趣味は、カメラを持ってひとり旅。

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