皆さん、こんちは!
1月は、12月以上に師走でした。 そして、2月は異常なくらい師走でした。
どうも。 毎年正月は、地元イオンで開催される「甘栗詰め放題」のために帰省する、飯島です🌰
さてさて。気づいたら3月となっていましたが・・・
新年一発目は、映像業界の職種についてご紹介。
俺・あたしは、
「かっこいい編集したい!」 「ディレクターとしてクリエイティブな仕事をしたい!」
そんな憧れを持つ方が多い一方、
「制作会社で働きたいけど、経験がないから・・・」
と、諦めてしまう方も少なくないはず。
プロデューサー、ディレクター、編集者、カメラマンなど、大抵の方がご存じの職種は、
映像業界の花形とも言えるでしょう。(かっこいいのは事実🌸)
でも実は、あまり知られていない職種があるんですね。
PMと呼ばれる、「プロダクションマネージャー」
なんぞや?と思った、そこのあなた。
本日は、【はじめての映像制作】シリーズは、ちょっぴり休憩して、
わたくしPM飯島が、どんな仕事をしているか、ぶっちゃけ話も交えつつ、お話しようと思います。
プロダクションマネージャー(PM)とは?
PMは「Production Manager」の略。
業界によっては、プロジェクトマネージャーの略とされることもありますが、
映像業界では、プロダクションマネージャーという言葉が主流です。
(何が違うかって言ったら、ほぼ変わりはないのですが・・・)
簡単に言うと、
現場の仲介人であり、何でも屋さん。でも実は、進行の全てを握る裏の舵取りという重要な役割です。
会社の規模や企画によっては、クライアントと直接接する機会もあるので、
プロデューサーを目指す人が通過する職務とも言われています。
PMってどんなお仕事?
プロダクションマネージャーは、会社の規模や企画の規模によって業務の幅が異なりますが、
映像制作の企画から制作、納品まで、全ての工程に携わることができるお仕事です。
PM業は、本当に多種多様ですが、大きくわけて5つご紹介します。
① スケジュール管理
1番重要ともいえるのが、スケジュール管理。
納品まで逆算して、スケジュールを組み、制作スタート後は、制作がスムーズに進行されているか。
現場の様子を見ながら、常にスケジュールを管理を行います。
納期厳守。を常に頭に入れつつも、仕方ない遅延の場合は、他の工程を調整したり、先方への交渉を行います。
きっちり守ることも大切ですが、とにかく逆算能力と軌道修正力が一番肝かもしれません。
② 手配や準備
機材やスタジオの手配、小道具やロケ弁など、撮影に必要なものを準備します。
物だけではなく、キャストやナレーター、ヘアメイクやスタイリストなど、専門スタッフなど、人のアサインも。
制作に必要なありとあらゆるものを手配します。
いろいろな人との繋がりができることも楽しみのひとつですが、
何よりもどこのロケ弁がおいしいかいろいろ試せるのが、この仕事の最大特典かも★
③ 企画立案
プロデューサーのもとで、企画立案に携わります。
提案書の準備や、スタッフのアサイン、仮スケジュール、予算組みなど、受注前から動きます。
企画内容によって、その粒度は様々ですが、お客様へより良い提案をすべく、練りに練りまくるのです。
日頃、芸術的感性に触れたり、情報収集のアンテナを張っておくことが大事かも。
私は、まだまだペーペーですが。
④ 予算管理
人件費、機材費、スタジオ費、車両費に、制作雑費・・・制作にはとにかく多くの実費がかかるものです。
もちろんクオリティを高めるため、スムーズな制作進行のために、更に高額な費用が必要になることも。
限られた予算の中で、有意義かつ効率の良いお金の使い方を心がけ管理していきます。
この職についてから、暗算が得意になりました。 あと、節約術も。
⑤ リスクヘッジ
現場では、トラブルが付きもの。物的損失、人的損失。 時間や金銭的なことも。
これは、経験を培ってなんぼですが、常にリスクを予測して柔軟に対応しなくてはなりません。
どんなに気を付けていても、避けられない事もありますが、備えあれば憂いなし。
大げさに思われても念には念を入れた準備を行います。
私のバッグやポケットは、常にドラ〇もん化されておりますが、心から四次元ポケットがほしいです。
PM業務のポイント
何でも屋さんである、プロダクションマネージャー。
責任も伴い、とにかく多忙ですが、あるポイントをおさえておけば大抵のことはうまくいっちゃうんですね。
そこで、PMの心意気3ポイントを、教えちゃいます。
① PEACE。 とにかく、円滑に。
・ 企画立案やクライアント交渉などを行う総責任者であるプロデューサー
・ 監督や演出家と呼ばれる現場責任者、ディレクター
・ エディターやカメラマン、デザイナーなど専門の技術スタッフたち
映像制作では、様々なスタッフが携わり、左脳と右脳が対立する場とも言えるでしょう。
経営側と現場での意見の食い違いは、どの業界でも同じはず。
時には辛ラーメンのようにスパルタに。時にはGODIVAのように甘々に。
裏表のある人だと思われようとも、八方美人と言われようとも・・・(語弊が生じそうなのでここまでに…)
PMは、何事にも仲介者として立ち、その場を平和に円滑にまとめあげることだけ考えましょう。
② 願いましては~頭の中には、そろばんを。
ビジネスである限り、利益をしっかり念頭に置いておかなくてはなりません。
お金で解決するか、それともパワーで乗り切るか。
酷な選択を求められる中、どれだけ利益を残し、どれだけ効率良く行うか。
状況を把握し、お金の計算と物事の行く先を計算しつくしましょう。
③ タコのように、しなやかに。究極のホスピタリティを。
とにかく、ホスピタリティ精神。
心からのおもてなし、柔軟な対応、そして親身になって伴走することが、お客様との間に信頼を生み出します。
また、お客様だけではなく、仲間に対する敬意と思いやりの心を持つことで、成功を生み出します。
相手が何を考え、何を求めているのか。
答えが合っていようが間違えていようが、
「察しようとする」という気持ちと行動が、本当のサービス精神かと。
プロダクションマネージャーは、
コミュニケーション能力とか体力が必要とか言われがちですが、
広い視野と深い心さえ持っていれば、
知識や経験がなくても始められるお仕事 だと思います。
激務という印象が強い職務ではありますが、やりがいもしっかりあります。
良い映像が作れた時、無事に納品完了した時の達成感などは、もちろんですが、
何よりもやりがいを感じるときは、
お客様からも、仲間からも、「ありがとう」と言われる時かもしれません。
なんつってね。
まだまだ未熟な私ですが、今後とも精進してまいります。
以上。PM(ペーペーマネージャー)飯島でした。