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なぜ映像制作にシネマカメラを使用するのか?

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2024.06.17
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なぜ映像制作にシネマカメラを使用するのか?

シネマカメラ / 映像制作

今回は映像制作の現場で多く使用される『シネマカメラについて紹介していきたいと思います。

映像制作で使用されるカメラは一眼レフカメラとシネマカメラが大半かと思われますがより、よりプロフェッショナルな映像を制作するとなるとシネマカメラ一択になります。

ココロドルでも『BMPCC6K』と『EVA1』といったシネマカメラを使用して高品質な映像制作を行なっております。

以下に、一眼レフカメラにはないシネマカメラの特徴と魅力をまとめてみました。

高いカラーグレーディング性能

シネマカメラが作り出す映像の特徴の一つとして先ず挙がるのが、高い『カラーグレーディング性能』です。

映像を作る際の雰囲気は、明るさやカラーバランス、コントラストの高低で大きく変化しますが、カラーグレーディングを施す事で、幅広い映像表現が可能になります。

このカラーグレーディングを行う際、元となるデータの情報量が少ないと画が破綻してしまいます。

多くのシネマカメラはlogやRAWといった、情報量が多くグレーディングしても画が破綻しずらい記録形式に対応し、そういった記録が可能となるよう、高い転送ビットレートを持っているのが普通です。

例えば4:2:2 10bitと言った、情報用の多い記録形式に対応している1眼デジタルカメラは極少数です。

ROW収録

先ほど紹介した、カラーグレーディング耐性が高いデータ形式に『RAW』があります。

写真を撮る方にとっては耳にしたことがあるであろうRAW形式ですが、1秒間に大量のデータを扱う動画では、シネマカメラの中でも対応する機種は少数です。

RAW形式にはメーカーごとに幾つかの種類がありますが、現在使われる動画用のRAWで一般的なものに「シネマDNG RAW」「REDCODE RAW」「ブラックマジックRAW」などがあります。

しかし、大容量のデータとなるため専用のメモリーカード、高スペックな編集パソコンが必須になってきます。

NDフィルターが内蔵

映像ではシャッタースピードを変更せずにISO感度で調整することが基本的です。

また、背景が大きくボケたシネマチックな映像を撮ろうと思うと、F値の明るいレンズを使う事になりますが、日中の撮影となると最低感度でも足りなくなってしまう事がほとんどになります。

そのためNDフィルターを使用して露出を調整する事になりますが、一眼レフカメラの場合、レンズに直接NDフィルター装着し、状況に応じて適切なNDフィルターに変更する作業が必要になります。

しかし、シネマカメラの場合、頻繁に行われるフィルターのレンズへの付け外しの手間を省くため、NDフィルターをカメラに内蔵している機種があります。

全ての機種という訳ではありませんが、動画ならではの使用方法なので、シネマカメラの特徴の一つと位置付けられるでしょう。

私自身もこれまで一眼レフカメラしか扱ってこなかったため、始めてシネマカメラを使用して驚いたのは、このNDフィルターが内蔵されていることですね。とっても便利です。

大型のセンサーサイズ

シネマカメラは、大型センサーを搭載しているため、一眼レフカメラに比べて優れた画質で撮影可能です。

特に大型センサーは、より多くの光を捉えられるため、画像の詳細や色の再現性の向上にも繋がるため、特に低照度条件下でその効果を発揮します。

また、EVA1を例に出すと4096×2160(4KDCI:5.7Kからのダウンサンプル)の画質になるため、フルHD下での編集の場合に画角を変更可能であることも大きな特徴の一つになります。

まとめ

一眼レフカメラにはないシネマカメラの特徴と魅力について知ることができましたでしょうか?

その名の通りシネマカメラが『なぜ映画やCMといった映像制作で使用されているのか?』という理由を理解できたかと思います。

とはいってもシネマカメラは手に入れようとするととても高く、50万を超える物がほとんどです。

そのため、まずはレンタルだけでもシネマカメラの魅力を堪能してみるのはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
KAEDE SAKIMOTO
KAEDE SAKIMOTO
【エディター】

鹿児島出身。大学では映像とは無縁の学問について学ぶが、幼少期から興味を抱いていた映像制作の道に憧れ、その想いを実現させるため大学を1年間休学。フリーランスカメラマンとしてブライダル事業での編集と撮影業務に従事し、スキルと経験を積み重ねてきた。撮影から編集まで全過程に携わりながら、伝わりやすい映像とは何か、視聴者の心を揺さぶる映像とは何かを常に探求し続け、表現力と撮影スキルを磨きながら情熱をもって映像制作に取り組んでいる。

鹿児島出身。大学では映像とは無縁の学問について学ぶが、幼少期から興味を抱いていた映像制作の道に憧れ、その想いを実現させるため大学を1年間休学。フリーランスカメラマンとしてブライダル事業での編集と撮影業務に従事し、スキルと経験を積み重ねてきた。撮影から編集まで全過程に携わりながら、伝わりやすい映像とは何か、視聴者の心を揺さぶる映像とは何かを常に探求し続け、表現力と撮影スキルを磨きながら情熱をもって映像制作に取り組んでいる。

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