どうもこんにちは、エディターの崎元です!
入社してからあっという間に一年が過ぎ、新たな仲間を迎えるこの四月に、
改めて初心に立ち返り、身の引き締まる想いを感じています、、
さて、今回テーマにあげるのは、 「構図」 についてです。
学生時代、フリーランスカメラマンを目指して講習を受けていた頃、
最初に学んだのが「構図」について。
正直、構図の大事さは知ってはいたけど、詳しいことは知らなくて
どっちかというと「カメラ」や「レンズ」の方が大事だと思ってました、、
でも、勉強し実践してみてすぐに気づきます。
構図をちゃんと考えるだけで、写真や映像の“伝わり方”が全然変わる。
「なんかいい感じ」って思う写真や映像って、ほとんどの場合、ちゃんと構図が計算されてるんですよ。
つまり、“いい感じ”には理由があるってことです!
今回はそんな「構図」の基本について説明していきます!
■ そもそも構図ってなんぞや?
簡単に言うと、構図は「画面の中にどうやってモノや人を配置するか」ということです。
例えば、同じ人を撮るにしても、
・真ん中にドンと置くのか
・ちょっと端に寄せて、背景を活かすのか
・真上から撮るのか、下から見上げるのか
それだけで印象がガラッと変わります。
「視聴者の目線をどこに向けさせたいか、何を感じさせたいか。」
それをコントロールするのが構図なんです。
では、「実際にどう撮ればいいの?」って思いますよね。
ありがたいことに構図には“型”があるんです。
これを知っておくだけで、撮るときにグッと迷いが減ります。
というわけで、ここからは初心者でもすぐに使える、代表的な構図をいくつかご紹介します!
■ 初心者が知っておきたい7つの型
日の丸構図
被写体を画面のど真ん中に配置する構図。
一見単調に思われがちですが、目線を自然に集中させたいときにはとても有効です。
たとえば人物紹介や商品紹介など、「これを見せたい!」という場面では、ど真ん中に置くと印象的なショットになります。ただし使いすぎは単調な表現になってしまうので注意が必要です。

二分割構図
画面を上下または左右で二等分し、それぞれに異なる要素を配置する構図。
たとえば空と地面、人物と背景など。対比やコントラストをつけたいときに有効です。

三分割構図
画面を縦横3等分し、交点やライン上に主題を置く構図。
もっとも基本的で自然に見えるため、プロも初心者も広く使っています。
まずはこの構図をベースに考え、そこから崩す・遊ぶという順番で構図を考えるようにしています。

フレーム構図
窓やドア、柱などを使って、画面の中に“額縁”のようなフレームを作り、その中に被写体を収める構図。
空間の奥行きや状況説明がしやすく、ドラマチックな雰囲気も出しやすいです。
自分はよく木々や花を使用して、フレームを作りだし撮影することがあります。

曲線構図
カーブや波線など、柔らかいラインを活かした構図。
風景や歩道、川の流れなどに沿ってカメラを構えると、視線が自然と曲線に沿って動き、奥行きや動きが表現できます。感覚的で柔らかい印象を与えたいときにおすすめです。

放射線構図
道路や線路、建物のラインなど、線が放射状に伸びている構図。
視線が一点に集まるため、被写体への集中力が強くなるのが特徴です。
導線を強調したいときや、動きのあるシーンでよく使われます。

シンメトリー(対称)構図
左右対称や上下対称になるように構図を作る方法。
整然とした印象や静けさ、緊張感を表現できます。
個人的に、建物の正面を撮るときや、厳かな雰囲気(神社など)を出したいシーンでよく使います。

■ 結局は「目的」に立ち返ること
こうやって振り返ってみると、構図の正解は1つじゃないけれど、
どんな構図も「何を伝えたいか」によって導かれるもの、なんだなと思います。
最初は感覚に頼っていた自分も、少しずつ“考える習慣”がついてきたことで、画づくりの精度が上がってきたと感じています。そして何より、「なんとなくカメラを回す」ということが減ってきたのは、自分の中でも大きな変化です。
まだまだ学ぶことはたくさんありますが、同じように構図やアングルに悩んでいる方がいたら、
「まずは主役を意識する」「視線の流れや余白を試してみる」など、ひとつずつ考えてみることをおすすめします!
それではまた次回お会いしましょう👋