今年のアカデミー賞 受賞作の”予告編”から見る色や音の世界
こんにちは。エディターの伊庭です🍄
3月、アカデミー賞が終わりました。
今年の作品賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
最多6部門受賞という快挙でしたが、まだ本編を観られていないです…。
まだ本編を観ていないからこそ、予告編を観て分析したいと思います🎥
今年の受賞作の予告編を観て感じたことは、
「本編も観たくなる」ような引き込まれる映像であるということでした。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』の予告編 — 色が生む「緊張感」
まず観たのが、作品賞を獲得した『ワン・バトル・アフター・アナザー』の予告編です。
【参考:『ワン・バトル・アフター・アナザー』予告編】
この予告編は、最初の数秒から空気感が違いました。
全体的に暗めのトーンで統一されていますが、
ただ暗いというわけではなく、明暗のコントラストがはっきりしています。
影が深く、光が差し込むシーンはとても印象的です。
色味も、くすんだ茶色と青みがかったグレーが中心で、
全体的に「冷たさ」を感じさせる配色になっています。
ただ、時々、赤やオレンジの光が画面に入ってくることで、強い緊張感を感じられます。
ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品は、いつも色使いが独特だと感じますが、
予告編からも「追いかけられる」「逃げる」という緊迫感が、伝わってきます。
『罪人たち』の予告編 — 「撮影」の美しさ
次に観たのが、主演男優賞と撮影賞を獲得した『罪人たち』の予告編です。
【参考:『罪人たち』予告編】
この予告編で一番印象的だったのは、撮影の美しさでした。
撮影賞を受賞しているだけあるな、と強く感じました。
今年の撮影賞を獲得したオータム・デュラルド・アルカポウさんは、女性として史上初の受賞となりました!
画面全体がゴールドとブラウンの暖色系で統一されていて、
全体的に陰影が深く、光の使い方がとても計算されている印象を受けました。
ホラー映画ではあるものの、光と影のバランスがとても綺麗に感じました。
音楽も印象的で、途中から入ってくる重低音のビートが、ホラー映画特有の緊張感をさらに高めています。
『フランケンシュタイン』の予告編 — 「美術」の圧倒的な世界観
NetFlix映画から、美術賞、衣装デザイン賞、メイク賞の3部門を獲得した
『フランケンシュタイン』の予告編も観てみました。
【参考:『フランケンシュタイン』予告編】
この予告編は、とにかくビジュアルが圧倒的でした。
ゴシックで重厚な世界観。
色味は全体的に暗く、緑がかった青と、錆びた金属のような茶色が印象的です。
NetFlix映画は特に、衣装やセットなどの細部まで作り込まれている様子が観ていて、さらに面白さを感じます。
予告編だけでも、映画の「空気」は伝わる
本編を観ることができていないのは、正直少し心残りではありますが、
予告編だけでも「この映画で、どのような体験ができるんだろう」というワクワクは十分に伝わってきました。
もし今年のアカデミー賞受賞作が気になっているけれど、
まだ観ることができていないという方がいたら、ぜひ予告編だけでも観てみてください。
その答えは、セリフやストーリーだけではなく、画面の中の色や音にも隠れているかもしれません。
私も近いうちに、ちゃんと劇場で観に行こうと思います!🎬
この記事を書いた人
【あなたの名前・役職】
【簡単な自己紹介文】