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Yuta Mitsumoto

映画予告編は「作品」か「広告」か?

演出家の密本です。

今日は、弊社の制作モットーでもある「作品」か「広告」かについて触れていきたいと思います。

 

今、映画は私たちには欠かせない、
エンターテイメントコンテンツの一つであります。
予告編にしても完成度が高く、近年予告編にも最先端の映像編集技術も導入されるようになりました。

 

予告編だけでも、私たちの心は踊り、わくわくします。

 

さて、そういう観点で見れば映画の予告編は、「作品」とも捉える方も多いでしょう。

今回は、演出家としての私の考えをお話しようと思います。

 

みなさんもご存知のように、予告編はTVCMや、映画館で流れます。
様々な媒体で尺が変わりますが、基本的に本予告と呼ばれるものは、
90秒が大半です。

 

実は日本の場合は90秒が多いですが、アメリカでは、2分30秒の尺が大半です。
これについては別の記事で説明しようと思います。

 

他にも、その映画館やでは流れないが、
系列の映画館で上映される映画用のための30秒予告編もあります。
業界ではこれは「応援用」と読んでいます。

 

最近はTVCMにも関わらず、
街中の大型スクリーンやWEB、SNSと、
広告媒体が増えてきました。

 

そこでそれぞれの媒体が状況によって使い分けられるように
90秒ものを一本だけというのではなく、
15秒、30秒、45秒、60秒
など、様々な尺のものを作って欲しいという依頼が増えてきています。

 

当然のことながら作る本数によって金額も変わります。

 

よく勘違いされるのが、90秒1本作っておけば、短縮はすぐできると思われがちですが、
それぞれ全く別の演出(構成)が必要なので、基本的に全く別のものです。

 

予告編というのは、一つの作品ではあるけれど、
まずはお客さんを呼ぶためのツールですから、
広告としての役割が9割ほどしめています。

 

作品としてはよくても結果的にお客さんが入らなければ意味がありません。

 

いくら素晴らしい作品でも、みている側がそれで満足してしまったら
前売り券が売れませんし、わざわざ見に行こうとも思わないわけです。

 

そういう意味では、予告編はまず第一に広告だと、弊社では全員思っております。

 

 

この記事を書いた人

密本雄太― 演出家 ―

この記事を書いた人

密本雄太― 演出家 ―

福岡県生まれ。デザインと映像系専門学校を2校卒業した後、アメリカ、ロサンゼルスの映画予告編制作者の元で、演出面での修行を積む。ディレクターとして独立後、モーショングラフィックスやアニメーションなどの動画編集技術はもちろん、ビジュアルデザインのスキルも武器に、プロモーション映像や映画の予告編なども多数制作してきた。企画〜制作までの一貫した提案を得意とする。 一度興味をもったものには凝り性で、独学で始めたカメラでは多数のコンテストに入賞。水中専門のフォトコンテストでは、数千作品の中から金賞を受賞。海外メディアにも掲載された。精通したカメラの知識は動画制作にも大いにいかされており、撮影段階から携われるクリエイティブディレクターとして各所から仕事を任される。

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