こんにちは。
映像業界に飛び込み、日々奮闘中の櫻井です!
前職の花植物業界で、装飾や撮影現場を経験する中で、もともとあった映像制作への興味が再燃し、今に至ります!
今回は、撮影の時にちょこちょこ聞かれることのあった、よく使われている観葉植物の種類を植物オタク目線も交えながらご紹介させていただきます!
小物だけの空間に物足りなさを感じた時、インタビュー撮影の背景が殺風景だけど何をしたら良いのかわからない時など、そんな場面があったら植物を一つプラスするだけで、生きた空間になります!
プロップスタイリングに悩んだ時の植物のセレクトの参考になったら嬉しいです!
定番な空間にはやっぱりこれ!【パキラ】
定番!ということもあり、親近感を与える空間にばちっとハマるパキラは、病院や商業施設の場面などで使用されているのをよく見かけます。
特に木が三つ編みになっているパキラは、スタジオなどのフェイクグリーンでもよくお見かけする植物。
最近は、実生(種から育った植物)の1本のひょろっとした自然なフォルムのパキラが増え、フェイクグリーンでもこの種類を見かけるようになりました。このひょろっと伸びている姿のパキラは、個性的な鉢と合わせておしゃれインテリアとして使われているのをSNSでも多く見かけます。
パキラ1つでも、三つ編み系を使うか、ひょろっと系を使うのか、作りたい空間に合わせてセレクトしてみると印象が変わります。
そして実は、パキラは英名でマネーツリーと呼ばれていることから、金運アップの植物と言われていることも、、、!
一家に1パキラはいかがでしょうか!
おしゃれな空間づくり【モンステラ】
切れ込みのある大きな葉が印象的なモンステラは、おしゃれカフェやこだわりのインテリア空間でよく見かけます。
モンステラは比較的背丈が低い種類の流通が多いので、床に座る•足元の動きを撮りたいなどの地面に近い位置の撮影のプロップスタイリングの一つとしてセレクトするのにおすすめです。
上下左右に動きのあるモンステラは、アレンジするなら、椅子に置いたり、かごに入れたりすると空間作りにより活かせるはずです!
実際に育てるなら日が当たりにくい部屋、水やりを忘れがちの人にもおすすめです。春頃に新葉が出てくるので、植物のもつ生命力を身近に感じることができます。
チラ見せぐらいのグリーン演出なら【垂れ下がる植物】
ポトスやアイビーなどの垂れ下がるツル性の植物は、プロップスタイリングに悩んだら棚に置いたり、壁にかけておくだけで、インテリアに動きを出した空間にしてくれるお助け植物です!
ツル性植物を前ボケにして風になびく様子がチラリと映るだけでも、いっきにその場の空気感を伝えることができます。
また、もう少し印象のある植物を吊り下げたいというときは、ツル性ではないですが、「ビカクシダ」がおすすめです!ビカクシダは鉢、苔玉、板付などで販売されていますが、板付を選んでそのまま壁に飾るだけで、かっこいい空間づくりにも活かせます。
もし、垂れ下がる系の植物を育てるなら、初心者さんにはポトスがおすすめ。ツルが伸びてきたら、節でカットして水に入れておくと、根っこがでてきて水耕栽培で育てることができます!
存在感と品が欲しい空間なら【アレカヤシ】
大胆な大きな葉のアレカヤシは、高さがありながらも葉の抜け感から、品と存在感を兼ね備えています。
ホテルのロビーやレストラン、高級マンション、展示会などで見かけることが多いように感じます。広い空間で品を出したいときに一鉢置いておくだけで役立つこと間違いなしです!
光のある空間では、アレカヤシの細やかな葉の影で、時間の流れを演出するのも素敵だなと感じたり、、、
アレカヤシはどの鉢を選ぶかで空間への馴染み方がグッと変わりますので、鉢にこだわることをおすすめします。
育て時のポイントは、葉が乾燥しやすいため、霧吹きで葉水をしてあげるとよいです!
個人的におすすめの植物
水玉模様のベゴニア
5.6年前からベゴニアにハマり中。
育てやすくて、枯れかけてもまた葉を出すという強靭さ!そして、花を咲かせる!
生きる絵画といってもよいとおもっていますっ笑
ベゴニアは種類によって水玉の有無、形、色が異なります。全ての葉が個性的で、盆栽のように楽しめるフォルムのベゴニアがあるのも面白いところなのです。
セレクトする種類によって和洋、アジアン、個性派など全ての空間に網羅して活躍できるので(個人的見解)、ちょっと変わったプロップスタイリングを取り入れたい時に試して欲しい植物です。
調べてみたらフェイクグリーンとしてもたくさんの種類が出ていました。(※「ベゴニアマクラータ フェイクグリーン」で検索)
着生蘭
蘭にハマってからは、7.8年。胡蝶蘭の会社でも働いていました。
鉢に入っている胡蝶蘭は、自生地では木などに着生して生きているんです。
その蘭の本来の姿に近しい状態が、板や流木について販売されている着生蘭。生長期に根が板を這うように生長していく様子など小さな変化が魅力的です。
もし空間に取り入れるなら、可愛らしさよりも無骨さのある空間にハマりやすいかもしれないです!
今は、ホームセンターなど身近な場所でも見かけるので、どんなのだろう?と思ったそこのあなた!まずは園芸コーナーに足を運んでみてくださいね!
今回は、撮影でよく見かける植物について早足で熱弁させていただきました!
植物にフォーカスされることはなかなかないですが、ドラマなどを見ていると、登場人物の性格、暮らし方、部屋の光の入り方から見立てて、こんな植物を置いてほしいな〜と考えてしまう櫻井でした。
次回からは制作現場での気づきを書ければと思っています〜!