🎬 なぜ映像の“空気感”は変わるのか? 映画やCMで使われる「グレーディング」の世界
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どうもお久しぶりです、楓です!
映画を観ていて、
「なんかこの映画、空気が冷たい」
「どこか懐かしく、エモい」
そんな風に感じたことはありませんか?✨
実はその印象、“色”によって大きく作られているかもしれません。
今回は、映画やCM、MVなどでも使われている「グレーディング」について、映像制作の視点からご紹介します。
グレーディングって何?
簡単に言うと、
『映像の色を調整して、作品の雰囲気を作る作業』のこと。
例えば…
・青っぽくして冷たい印象にする
・暖色を強めて温かさを出す
・彩度を落として不穏にする
同じ映像でも、色が変わるだけで“感情”まで変わります。
グレーディングというと、
「映像を綺麗にする作業」
と思われがちですが、実際はそれだけではありません。
むしろ重要なのは、
“何を感じさせたいか”
です。
例えばホラー映画なら
- 肌色を少し悪く見せる
- 影を強くして不安感を演出する
などがあります。
逆にCMでは、
- 食べ物を美味しそうに見せる
- 肌を健康的に見せる
- 明るく爽やかに見せる
など、
“感情の方向”を色でコントロールしています。
映画によって「色のルール」が違う
映画には、作品ごとの“色の設計”があります。
例えば、
寒々しいサスペンスでは青系が多く、
温かいヒューマンドラマではオレンジ系が使われやすい。
色を見るだけでも、
作品のジャンルや感情がなんとなく伝わることがあります。
参考例 : 映画『ジョーカー』予告編
緑っぽさや暗い黄色感が強く、
不穏で不安定な空気感が作られています。
韓国映画や韓ドラはグレーディングにこだわってる⁉
最近の韓国映画や韓国ドラマは、
特にグレーディングが印象的です。
暗いシーンでも、ただ黒いだけではなく、
- 少し青い
- 少し緑っぽい
- 光だけ異様に強い
など、かなり細かく空気感が調整されています。
参考例 : 映画『パラサイト 半地下の家族』予告編
明るいシーンなのに、どこか不穏に感じる独特の色味が特徴的ですね。
色だけで「時間」も演出できる
グレーディングでは、
時間帯の印象を変えることもあります。
例えば、
- 朝 → 少し青く爽やかに
- 夕方 → オレンジを強める
- 夜 → 彩度を落として冷たくする
など。
実際には昼間に撮った映像でも、
調整次第で“夜っぽく”見せることも可能です。
MVやCMでは、かなり大胆に色を変えている作品も多いです。
参考例 : 映画『DUNE/デューン 砂の惑星』予告編
砂漠の圧倒的なオレンジ感によって、世界観そのものが作られています。
グレーディングは「正解」より「感情」
面白いのは、
グレーディングには“絶対の正解”がないこと。
リアルな色が正しいわけではなく、
- 不安にしたい
- 温かくしたい
- 孤独に見せたい
- 希望を感じさせたい
など、
作品の感情に合わせて色を作っていきます。
だからこそ、
映像の“空気感”や“世界観”に直結する工程とも言えます。
普段映画やCMを見る時も、
ぜひ「どんな色が使われているか?」に注目してみてください。
作品の印象が、今までとは少し違って見えるかもしれません。