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「映画」だけじゃない!世界を沸かせる「ゲーム」の予告編

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2023.12.22
STAFF

「映画」だけじゃない!世界を沸かせる「ゲーム」の予告編

PV / トレーラー / ゲーム / 映画 / 予告編

皆さん、こんにちは。ココロドル、チーフエディターの菱沼です。

↓弊社ココロドルでは、数々の映画の予告編を制作しています。
https://cocolodol.co.jp/works/category/trailer/

この師走も、連日に及ぶスタジオでのナレーション収録や整音など、全力で走り切りました!

予告編はやはり、話題性を生ませる広告物として非常に強力です。
注目の映画の予告編が公開されると、再生回数や口コミは一気に加速していきます。
特に、それが自分が楽しみにしている映画だと、公開までに繰り返し見たりもしますよね。

しかしそれは、映画に限った話ではないのです。

そう、身近にあるもので言うと、ゲームの予告編があります。
よく、トレーラーと呼ばれることが多いですが、
ゲームもグラフィック向上などの進化が急速な分野で、もう既にそのルックは映画のようです。

今回は、近年公開され話題になったものや、
個人的にお気に入りのゲームのトレーラーをいくつか紹介していきたいと思います。

これをスパイダーマン映画で観たかった。

『Spider-Man 2』 (2023年発売)
◆ 開発:Insomniac Games (アメリカ)

「スパイダーマン映画の新作かな?」と錯覚してしまうほどの、縦横無尽すぎる映像でスタート。
「僕は、スパイダーマンだ」という決めショットが、超キマっている予告編です。

この、『Spider-Man 2』で、ゲームのシリーズとしても3作目。
映画のほうのシリーズでもまだ到達していない、2人のスパイダーマンが共闘していく物語です。
これを「観る」のではなく、「プレイ」できるなんて。信じられません。

ナレーションやテロップは、もう映画予告編のそれ。

『BIOHAZARD 7 resident evil』 (2017年発売)
◆ 開発:CAPCOM (日本)

こちらのトレーラーは、主人公の状況を説明するナレーションから始まっています。
ゲームのトレーラーに関しては、こういった形は珍しいのではないでしょうか。

不気味な館に導かれ、翻弄されていく登場人物の、セリフの応酬!
「果たして主人公・イーサンは、妻を救うことができるのか!」といった構成です。
タイトルが出たあとは、「狂気の底に待つのは、愛か、それとも」というテロップで締め括られています。
しっかり予告編ですね。

これが映画風! 往年のスタイルに寄せて!

『Ghost of Tsushima』 (2020年発売)
◆ 開発:Sucker Punch Productions (アメリカ)

この、テロップでの煽り。これが「映画風」でしょうか。
もしもこのトレーラーの映像が白黒であれば、「黒澤明」感がさらに増すのだと思います。
(実際にゲーム内では、「黒澤モード(白黒)」なんてプレイスタイルが選択できます。)

日本の時代劇映画が世界に与えた影響が、なんとゲームにまで。
アメリカ発のゲームでありながら、ここまで「和」を突き詰められるとは、驚きました。

またラストの、発売日表記のグラフィックスカードが素晴らしい!

ゲームにも主題歌がある。

『FINAL FANTASY XVI』 (2023年発売)
◆ 開発:SQUARE ENIX (日本)

そう、ゲームにだって主題歌があります。こちらは、テーマソングトレーラー
『FFXVI』の主題歌は、米津玄師 「月を見ていた」
壮大な世界観と、その中に生きる登場人物に寄り添った一曲です。

映画の予告編(特に邦画)には主題歌はつきもので、広告としても大きな役割を果たしますが、
ゲームのトレーラーでも同様です。サビでの盛り上がりも感動的。
本編もどんなタイミングで主題歌が流れるのか、とても気になってきますね。

シネマチックトレーラー。

『Hogwarts Legacy』 (2023年発売)
◆ 開発:Avalanche Software (アメリカ)

『ハリー・ポッター』といえば映画ですが、
この『Hogwarts Legacy』は、そのままの世界の中で遊ぶことができるゲームです。

この映像は、シネマチックトレーラーと表現されていますが、
使用されているメインテーマも映画と同じものなので、これもまるで新作映画の予告編のようです。
映画を知っていると、ドキッとしてしまうのではないでしょうか。

ジャンルもプレイスタイルも、すべて不明。

『OD』 (発売日未定)
◆ 開発:KOJIMA PRODUCTIONS (日本)

日本が誇るゲームクリエイター・小島秀夫監督の最新作のティザートレーラーです。
このゲームは現在開発中であり、発売日も未定ですが、つい先日キャストが発表されました。

ゲーム内の人の見た目・表現も、遂にここまで来たのかと驚きます。
内容としては、3人の人物が同じセリフを繰り返すだけのトレーラーですが、
不気味で、力強い広告です。果たして、ジャンルやプレイスタイルはどうなるのでしょう。

重厚なストーリーと、唯一無二の世界観。

『DEATH STRANDING』 (2019年発売)
◆ 開発:KOJIMA PRODUCTIONS (日本)

小島秀夫監督の創るゲームは、いつも映画との橋渡しになっている気がします。
キャストも豪華で、その上、どの映画にもない独特の世界観です。
そんな監督のゲームに出演したい俳優は、世界中にたくさんいるでしょう。

重厚なストーリーを予感させる、約8分のローンチトレーラーです。
これは特にお気に入りですが、私自身、終盤で号泣しながら本編をプレイしたのを思い出します。
トレーラーの編集も、小島監督自身が行なっているようですね。

シリーズの大進化と、世界を視野に入れた戦略。

『Monster Hunter : World』 (2018年発売)
◆ 開発:CAPCOM (日本)

モンハン史上トップクラスのグラフィックをこれでもかと見せつける形で、新作が発表されました。
シリーズの突然の大進化に、当時ファンは興奮を抑えられなかったでしょう。
私もそのうちの一人です。期待を高める、いい予告編でした。

またゲームタイトルから、これまでのナンバリング(1、2、3、4など)の表記を外し、
『World』とすることで(実質は『5』)、
新規ユーザーを獲得し、一気に世界的なゲームへと上り詰めました。売上も、シリーズ1位です。

アニメか?ゲームか?

『KINGDOM HEARTS III』 (2019年発売)
◆ 開発:SQUARE ENIX (日本)

一見すると、ディズニーのアニメーション映画のようです。
トレーラーの中盤では、もう完全に『アナと雪の女王』ですから。

『KINGDOM HEARTS』のビジュアルは、近年の3Dアニメーション映画にとても近く、
だからこそ、主人公・ソラと映画のキャラクターたちの夢のコラボレーションが実現できるのです。

圧倒的なリアリズム。

『Grand Theft Auto VI』 (2025年発売予定)
◆ 開発:Rockstar Games (アメリカ)

『GTA』の世界では、基本的にプレイヤーはどこにでも行けるし、なんでもできてしまうので、
実際に街をひとつ作ってしまうような、手間とコストがかかるはずです。
前作『Grand Theft Auto V』の発売は10年前の2013年なので、まさに開発。

もうひとつの現実。その圧倒的なリアリティの追求と自由度が、このゲームいちばんの魅力ですね。
実写映像と見間違えてしまうのも、時間の問題です。もちろんストーリーもありますが。

ゲームの映画化も増えた近年。

そして実際、近年では、ゲームを原作とした「実写映画」「アニメーション映画」がどんどん増えています。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 (2023年公開)

『モンスターハンター』 (2021年公開)

『グランツーリスモ』 (2023年公開)

『アンチャーテッド』 (2022年公開)

『名探偵ピカチュウ』 (2019年公開)

ゲーム大国である日本のIPも多く、
普段ゲームをしない人にまで、その魅力が届いていくのは、非常にいい流れだなと思います!

最後に

いかがでしたでしょうか。

ゲーム映画の境界線が曖昧になってきている、まさに今!
皆さんも是非、さまざまなゲームの予告編(トレーラー)をチェックしてみてください。
そして本編も、プレイしましょう。

それでは、次回のコラムもお楽しみに!

この記事を書いた人
Yusuke Hishinuma
Yusuke Hishinuma
【C.E.S チーフエディター】

幼い頃から映画に興味を持ち、高校卒業後、専門学校へ進学。映画・映像制作全般について学ぶ。映画の年間鑑賞本数は200本超。最新の映画予告編も欠かさずチェック。多種多様な映像作品から得られるノウハウは、自身の制作現場において大いに生かされている。モーショングラフィックスとテキストアニメーションを得意とし、各所から定評がある。

幼い頃から映画に興味を持ち、高校卒業後、専門学校へ進学。映画・映像制作全般について学ぶ。映画の年間鑑賞本数は200本超。最新の映画予告編も欠かさずチェック。多種多様な映像作品から得られるノウハウは、自身の制作現場において大いに生かされている。モーショングラフィックスとテキストアニメーションを得意とし、各所から定評がある。

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