皆さん、こんちは!
雨雨雨。アジサイが綺麗な季節ですね~
どうも。この時期になると、髪の毛がアジサイのように花開く、ボンバー飯島です🤯
さてさて。皆さんは「尺」というと、何を思い浮かべますか?
何センチなど、モノの長さと回答される方がほとんどかと思います。が、
私は、楽器の「尺八」しか思い浮かばず、頭の中でピュルピュル音が鳴り止まない、そんなおバカさんでした。
この「尺」は、cm/m という、寸法だけではなく、
映像業界ではよく使われ、「時間(動画の長さ)」を表す言葉でもあります。
伝えたいこともたくさんあるし、ある程度の費用もかかる。長尺で作った方がお得じゃない?
とお考えのかた。要注意です⚠️
尺は「長いから良い」という、単純なお話ではなく、
映像におけるマーケティング観点からみても、とんでもなく重要視しなくてはならない要素なのです。
映画では、1時間、2時間、、、名作「タイタニック」なんて、3時間も。
広告とは異なり作品としては、ストーリーを第一に重きを置くため、「尺」は二の次、三の次になるでしょう。
では、広告や企業動画など他の映像は、なぜ尺を気にするのか?
ずばり動画には、目的や媒体によってそれぞれ適した“長さ”があるからです!
その長さにピタッとはまったとき、その映像は効果を発揮し、価値が生まれるのです。
広告だけでみても15秒、30秒、最近は5秒なんてものもあります。
ということで、尺ごと特徴や適性を表にまとめてみました!
尺 | インパクト性 | 訴求性 | 適切な媒体・使用場所 | 目的 | 適切なジャンル |
---|---|---|---|---|---|
5秒 | ★★★★ | ★ | SNS(ストーリーなど) | 認知拡大・印象付け | 大量生産系PR動画 |
15秒 | ★★★★★ | ★★★ | TV/SNS/Web/交通 | 認知拡大・印象付け | 広告 |
30秒 | ★★★ | ★★★ | TV/SNS/Web/交通 | 認知拡大 | 広告・商品サービス紹介 |
60秒 | ★★ | ★★★★ | Web | ポイント説明 | 広告・商品サービス紹介 |
90秒 | ★ | ★★★★ | Web/オウンドメディア | ポイント説明 | 商品サービス紹介・ブランディングムービー |
2~3分 | ★ | ★★★★★ | オウンドメディア | 詳細説明 | 商品サービス紹介・ブランディングムービー・採用や事例紹介などのインタビュー動画 |
~5分 | ★ | ★★★★★ | オウンドメディア | 詳細説明 | 採用や事例紹介などのインタビュー動画・マニュアル動画 |
また、ここには記しませんでしたが、
5分以上の動画については、番組や講座など一つのコンテンツとしては成立します。
しかし、目的を持って視聴する一定のターゲット層にしか通用しづらいという特徴が・・・
正直、広告やサービス紹介動画が、5分も10分もあったら、
んもぉ~~~~長いっ!長すぎるっ!って思ってしまいますよねっ
※タイの感動CMなんかは例外ですが・・・
このようにまとめてみると、「長ければ良い」というわけではないことがわかります。
では、なぜほとんどの動画は、それなりに短尺なのでしょうか?
【集中力の低下】
単純に、飽きてしまうから。
人間の集中力は、15/45/90というリズムの法則があったり、限界は50分~90分という説もあります。
その中でも、Web動画では、60秒で集中力が途切れてしまうというお話も・・・
私もこの業界で働いていながら、大変不束者ですが、
YouTube広告は30秒が限界。
リール動画なんて、5秒超えると興味をそそられない限り、速攻飛ばします。
もちろん作る目的にもよりますが、5分を超える動画は、どうやらあまり効果的ではなさそうです。
【好奇心を刺激】
人間は、見えそうで見えないものに好奇心をくすぐられ、
なんとも思っていなかった物を急に隠されると突然興味が湧く。
私たちはそんな生き物なんです。
長尺で多くのことを語ることは、時として必要なことでもありますが、
短尺にすることで、その商品やサービス、会社のことをより「使ってみたい」「知りたい」という欲求が視聴者に生まれるのです。
それに単純な話、2つのパクト要素(インパクト/コンパクト )を持つ動画って、スマートだと思いません?😎
それぞれの目的や媒体に適した長さの動画は、
多くの視聴者を不快にさせず誘導するという、魔法の力を持っています。
「尺」を制す者は、「視聴者の心」を制す!
最後まで見てもらえる動画が一番効果的な映像と言えるのでは・・・
「尺」の重要性。いかがでしたでしょうか?
2つのパクトを用いて生きたいのに、いつもダラダラと語りすぎてしまう私。 反省!
ではでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに~★