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全ての映像における「音」の重要性

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2023.11.02
STAFF

全ての映像における「音」の重要性

効果音 / 音声 / SE / BGM / 映像制作

私たち人間は、

  • 87.0% 視覚(目)
  • 7.0% 聴覚(耳)
  • 3.5% 嗅覚(鼻)
  • 1.5% 触覚(皮膚)
  • 1.0% 味覚(舌)

で情報を入手し、日々生活をしていると言われています。

映像コンテンツが増え続けている現代、日々の娯楽として映画やアニメ、様々な分野で「映像」に触れることは昔よりも増えたんじゃないでしょうか。

「音」の存在感

映画やアニメ、そのほか全ての映像には「音」というものが存在します。

「そんなの当たり前だよ」

確かにそれは当たり前のことなのかもしれません。

しかし、その「当たり前」がとても重要なことに気づいている人はどれだけいるでしょうか?

映像は主に目(視覚)で殆どの情報を入手しています。

ですが、その映像に衝撃や感動、楽しさを覚えるのはなぜなのでしょうか?

ー流れてる映像が印象的だから?

ーストーリー性があって面白いから?

ー好きな俳優・女優・監督だから?

どんなにストーリーが良く、どんなに良い映像でも、

BGMやSE(効果音)がなければ作品としてのメッセージは半分も伝わらないといっていいでしょう。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は音の重要性についてお話したいと思います。

「音」が持つ影響力

まず初めに、音の持つ影響力とはどういったものがあるのでしょうか?

大きく分けて3つに分けられます。

  • 感情誘導効果
  • イメージの誘導効果
  • マスキング効果

感情誘導効果

音楽には短時間で感情を動かす力を持っています。

書いてきた手紙を朗読するシーンとかよくあると思いますが、泣いたことはありませんか?←僕は毎回あります笑

それは手紙を読むだけでも成立するかもしれませんが、その後押しとしての背景にある音楽が大きく感情の変化に影響しているのです。

人間の感情を音楽で引き立たせることで印象に残し、感情の誘導を促すことが音楽の大きな力です。

そしてテンポや曲調によっても印象や感情に大きく影響を与えると言われています。

ー感動の演出にはピアノ

ー壮大さを表現する演出にはオーケストラ

ーバトルや疾走感のある演出にはロックやメタル

もちろん例外もありますが、第一に考えることはここで何を伝えたいのかということです。

場所・シチュエーション・場面に応じて伝えたいメッセージを背景音楽として表現することで、映像だけでは伝えられないものをより具体化させ誘導する効果があります。

余談ではありますが、音楽には不安や痛みを和らげる効果もあると言われています。好きな音楽を聴くと脳からβエンドルフィンやドーパミンといった快楽ホルモンが分泌され、前向きになれたり、気持ちが大きくなったりと様々な効果が得られます。

それぐらい音は人の心に影響を与えるものだということです。

イメージ誘導効果

音は映像よりも効果範囲が広く、情報として取り込みやすいコンテンツです。

人間は耳を閉じることはもちろんできません。しかし音を脳で聞き分けるという働きを無意識に行うため、その場では聴いていなくても確実に心理に影響を与えると言われています。

同じ空間でも音楽ひとつ変わればイメージもガラッと一変します

それぐらい音の影響力はとても大きいので、映像以外のコンテンツでも慎重な選曲を行わなければなりません。

近年では音楽も一つのブランディングとして考えられており、「サウンドブランディング」という手法が存在します。海外では「ソニックブランディング」「オーディオアイデンティティ」など様々な呼び方をされています。

映像だけではなく、音でブランドイメージを確立することも重要な要素として考えていかなければなりません。

マスキング効果

不要な環境音・ノイズなどは映像を視聴する上でストレスを感じさせてしまうほか、集中力の妨げにもなってしまいます。

BGMには余計な環境音を遮断し、必要な情報だけをユーザーに届けることによって、映像への没入感を高める効果があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は音の重要性についてお話しさせていただきました。

音次第で映像の世界観やメッセージ性も大きく変化するので、決して軽んじてはいけないものです。

好きな映画やアニメ・TVCM様々なコンテンツにどんな音が使われているのかを聴いてみると、新たな発見・楽しみ方を見つけられるかもしれません。

視覚だけでなく、聴覚でも映像を楽しみましょう!

ありがとうございました!

この記事を書いた人
ISSEI YUASA

宮崎生まれ。バンドでメジャーデビューに憧れて16歳で東京へ上京。
様々なジャンルのバンドを経験しながら作曲に興味を持ち、DTMという分野で楽曲提供やMIX・マスタリングなどのエンジニア活動を行い、
音楽面だけでなく、デザインやモーショングラフィックも独学で学び、大手企業などのCM制作を担当。全てのコンテンツをひとりで作り上げるスタイルを確立。
この経験を活かし、「映像」「音」全ての制作分野に携われるマルチタスクなクリエイターを目指しています。

宮崎生まれ。バンドでメジャーデビューに憧れて16歳で東京へ上京。
様々なジャンルのバンドを経験しながら作曲に興味を持ち、DTMという分野で楽曲提供やMIX・マスタリングなどのエンジニア活動を行い、
音楽面だけでなく、デザインやモーショングラフィックも独学で学び、大手企業などのCM制作を担当。全てのコンテンツをひとりで作り上げるスタイルを確立。
この経験を活かし、「映像」「音」全ての制作分野に携われるマルチタスクなクリエイターを目指しています。

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