こんにちは。エディターの伊庭です🍄
12月が近づくと、なぜか観たくなる映画があります。
『ホーム・アローン』のような、いわゆるクリスマス映画はもちろん、
はっきりとクリスマスがテーマでなくても、この時期になると自然と思い出す作品もあります。
不思議なことに、
それらの映画の内容を細かく覚えていなくても、
どこか「12月っぽい」という印象だけは、はっきり残っています。
なぜ12月になると、
こうした映画が観たくなるのでしょうか。
12月の映画に共通する「色」
12月に観たくなる映画は、共通する色の傾向があります。
- 赤
- 緑
- ゴールド
- やわらかい白
例えば、冒頭にも出た『ホーム・アローン』。
外は雪景色ながら、
家の中のシーンでは、赤や緑が自然に画面に入り、
全体的に暖色寄りの印象を受けます。
冬の話でありながら、映像から受ける印象はどこかあたたかい。
この色づかいだけで、「クリスマスの空気」を感じ取っているのかもしれません。
外は寒い。でも中はあたたかい
もうひとつ印象的なのが、外と中のコントラストです。
外:暗い、寒そう、青っぽい
中:明るい、やわらかい、暖色
例えば『ラブ・アクチュアリー』
夜のロンドンの街は青っぽく冷たい印象ですが、
ひとたびカフェや家の中に入ると、画面全体がオレンジ色のあたたかさに包まれます。
この対比があることで、映像から「帰る場所がある」という安心感が自然と伝わってきます。
クリスマス映画じゃなくても、12月に合う映画もある
一方で、今年観て印象に残ったのが『ホールドオーバーズ』でした。
舞台は冬期休暇中の、人気のない学校。
色味も全体的に落ち着いていて、
赤や緑といった「クリスマスカラー」もほとんど出てきません。
それでも、この映画が12月の空気に合うと感じたのは、映像全体に流れる静けさと時間の質感でした。
にぎやかさではなく、「何も起きない時間」や「人と人の距離感」を映しています。
年末の少し落ち着いた気分と重なる雰囲気。そういった12月の映画もあります。
今年の12月、映画を観るときに
もしこの12月、映画を観る機会があれば、
「なぜ今これを選んだんだろう」と少しだけ考えてみると、
その理由は物語より先に、
画面の色や空気が伝えてくれているのかもしれません。
